TNGパトレイバー 首都決戦

 見たのはもう1週間前ですが、ノベライズ版との比較をする為にこの時期の感想になりました。
 首都決戦、個人的には面白いと思いますよ。
 興味ない人に勧めるまではいかないですが、パトレイバーの映画どうなの?って聞かれたら普通にオススメ出来ると思います。(ただ自分はTNGを乗り越えてきてるんで全くの初見の人はどう思うか確証ないですが、近くに座ってた親子連れの奥さんが普通に面白かったと言ってたんでそんなに悪くないんじゃないかと)
 パト1とパト2の中間というか、1のエンターテイメント性と2の社会派を足して2で割った感じかな?と。まぁ、逆を言えば中途半端という取り方もできますが。
 ただ内容的には2を実写再現した様なシーンが多いですね。見ててこれはあのシーンの…とか、あの人があの立場になって…みたいなのが多いですね。

 CGについては番宣であれだけネジ一本(建物)までCG頑張ってます!みたいに言ってたけど、ヘリ空戦とレイバー落水、グレイゴーストにモーショントレーサーで狙いを付けるシーンの辺りはもうちょっと頑張って欲しかった。
でもCG頑張ってる(建物)予告だったんで、こういうアクション関連のCGは言ってなかったのはそういうアレだったのかな?と。
 あとラスト明のイングラム対グレイゴーストの所で映画だと間がある印象で、こんなに相手待ってくれるかね?と思ったんですが、ノベライズだとそんな印象薄かったんで、映像だともう一工夫あっても良かったのかなと。映像だと棒立ちなのにグレイゴーストの弾が3回分位?命中して当然な弾がイングラムをかすってく印象なんでちょっと緊迫感が薄いですね。グレイゴースト撃墜時もリボルバーカノン命中前に高畑とカーシャの銃撃で大分損壊させてる印象がありましたけど、装甲の代わりに迷彩用の液晶パネル積んでるから防御力がないに等しいみたいですね。
 でもイングラム出撃時のHOSの起動画面や決着を付ける時の緊急装置、モーショントレーサー登場は旧シリーズファンとしては「おおっ!」となりました。ショットガン突破も良かったですね。
 あとあのセリフ、南雲と後藤田は付き合ってた的な事なんでしょうか?

 あと恒例の如くイングラムあんまり動きません(笑)ラスト位予算もっとどうにかならなかったのかと思う。アニメでやればもっと少ない予算で色々出来たんだろうけど、あえて実写にしたのか?実写じゃないと制作出来なかったのか? まぁ、パト2の再現プラスアルファを実写でやる必要あったのかと言われるとわからないけど、個人的にはなんか嬉しかったですよ。カーシャ達の銃撃戦のアクションなんかは実写で良かったと思えるし。
でも、佑馬が偵察に行く場面、多少は武器持ってても良かったんじゃないかと。お巡りさんが持ってる様な銃でも良いし、それこそ伸縮式の警棒位持ってても良かったんじゃないかと。…てか、シリーズ通して電磁警棒一回も使ってないわな(笑)レイバー動かす予算と格闘相手がいないからってのもあるだろうけど…
ん?レイバー動かすCGの予算がない、レイバーを動かす予算はない…制作現場と劇中のそういう比喩なんでは?なんて書いてて思ったりしました。

以下、主な映画のみのシーン(順不同)
レイバー隊が展開という台詞
ラストカットのシーン
御酒屋がカーシャの銃を拾って渡す
佑馬がバスケをしてる灰原と合うシーン
灰原に嫉妬?する明

主なノベライズのみのシーン(順不同)
灰原の元同僚
グレイゴーストと2号機の初戦?
市ヶ谷で自衛隊とグレイゴーストの戦闘

映画とノベライズの違い
ノベライズ、勝ちどき橋 映画、ゲートブリッジ