(4月はCD)?日目 16:10:55 裏ショッピングセンター内

気付くとエレベーター内は薄暗い非常灯が点いていた、携帯を取り出し時間を確認するとあれから5分が経っていた、電波が圏外だったのが気になったが「エレベーターの中だからか」と勝手に納得した。
そしてエレベーターの表示を確認すると目標の2階で停止していた。
「なにかイヤな予感がするな・・・」
と思いつつも、ここに居ても仕方がないので思い切って開のボタンを押した、するとそこには多数の屍人、童子と姫を始めとした異形のモノ達がうごめいていた。
「マジ・・・」
と思いつつも、幸いコチラにはまだ気付いていない様だったので、急いで閉のボタンを連打したがエレベーターは作動せず替わりに、ビーというブザーが大きく鳴ってしまった。
マズイ、と思うのも束の間、異形のモノ達の視線が一斉にコチラに向きコチラに近寄ってくる。
そこで僕は腰に音笛を装着している事に気付いたので、音笛を起動させた。そして起動音が鳴っている音笛を、そのまま口元に持って行って吹き、目の前で大きく振った。すると一陣の風が巻き起こり私の体を包んだ。
そして、その風を切り裂き私は鬼の姿になった。
するとヤツら、(おそらく童子と姫)
「オニカ・・・」
と、問いかけてきたので
「鬼だけど?」
と返す。すると異形のモノ達が襲い掛かってきた。そこでまずは鬼爪を出し目の前の2体を葬った。
そして次に襲って来そうな敵とは距離があったので旋風刃の構えをとる。
再び風を自分の周囲に集め、その風を纏ったままの手刀や蹴りといった斬撃で敵を倒す。
4、5体を倒しキリがない、と感じ始めた所で腰の後ろ辺りに何かがあると感じたので触ってみると音撃管があった。
「どうして旋風が?」と疑問に思ったが疑問は後回しにし、連射モードで一瞬の内に9体の”異形”を倒した。
その時私は「この戦いは長くなるな・・・」と感じていた・・・